ホテルを辞めたい。出勤するのが辛い。
本当によくわかります。なぜなら私もホテル勤務時代、毎日そう思ってましたからね。
もう辛いことが多すぎて書ききれないくらいでしたよ。
そして実際に私は最終的に退職しました。ちなみに退職を決意してから実際に退職するまで1年以上は悩みました。
そんな悩みに悩んだ私だからこそ、今辞めたいと思ってるあなたに伝えたいことがあるのです。
1人で悩み過ぎないでまずは読んでみてくださいね。
ホテルの仕事を辞めた理由
まずは私が辞めた理由を書いていきます。
ホテルの種類は関東圏の中規模レジャーホテルです。
拘束時間が長い
ブラックのお約束ですね。
特に料飲課はブラックになりやすく、繁忙期は朝5時から夜23時くらいまで拘束されます。
休憩もろくに取れないこともざらで心折れました。
36協定もなんのその、超過した残業時間は休憩として処理されてました。
休日が少なすぎ
ホテル業界の年間休日は平均100日程度と言われてますが、私のとこは表向きは80日程度でした。
当然ながら繁忙期は公休出勤もざらで、30連勤以上もありました。
さらに不規則なシフトで夜勤も絡むので、本当に命を削られます。
忙しすぎ
人手不足が常態化してたので、とにかく忙しかったです。
レストランのランチ営業やチェックイン対応、宴会部門の応援など様々な業務をやってました。
人手がいない時でも容赦なくお客様は来るので、時には現場が回らないことも。
本当に毎日出勤するのが嫌でした。
上司が使えない
入れ替わりが激しい業界なので、ほとんどの人が3年以内に辞めて行きます。
逆に言えば3年でベテランと呼ばれるような業界ですので、実力がなくても運が良ければ出世は早いです。
優秀な人やまともな人ほど辞めていくので、結果として使えない上司達が残りがちです。
当然ながら明らかに尊敬できない上司に仕えるのはストレスですよね。
給料が安い
これはもう利益の出ずらい業界なので当然です。
コロナの影響でボーナスや昇給もまったくなかったです。
出世して手当がついても数千円から2万円くらいしか上がりません。
人間関係が悪い
ホテルには総務課、料飲課、フロント課、調理課など様々な部署があります。
何かクレームやトラブルがあれば、罪のなすりつけ合いみたいな状況もざらにあります。
またひたすら毎日同じ人間と顔を合わすので、人間関係がこじれやすいです。
意地悪な人や合わない人がいるともう終わりです。
なぜ意地悪な人が多いかというと、ブラックな環境に長年いると、性格も歪んでくるからです。
当然ながら私の勤務してたホテルもブラックだったわけで・・・
将来が不安
コロナの影響で業績が落ちまくってます。
とてもV字回復して巻き返せるとは思えないホテルでした。
また過酷な勤務体系は独身の今でもきついのに、結婚とかしたら間違いなく家族も不幸にしてしまうでしょう。
離婚率も実際ものすごく高い業種です。
クレームが理不尽
クレーマー気質なお客様も多いため、けっこう理不尽に詰められます。
他の部署のミスや他の人のミスでも容赦なく怒られます。
ひたすらに様々な角度からストレスが襲いかかり、日々辛かった記憶が・・・
辞めた理由まとめ
これ以上書いてたらきりがなくなるのでこのへんにしときましょうか。
こうやって書き並べてみると、逆に続ける理由がないんですよね。
どんな仕事でも多少なりともブラックな要素はありますが、私のホテルはブラックな要素しかありませんでした。
ホテルをなかなか辞めれなかった理由
現場が回るか不安
いざ辞めようと思っても、なかなか上司に退職願を出せなかったのは人出不足問題です。
ただでさえ極限までギリギリの状況でシフトを回してるのに、上司に退職を申し出るのは本当に申し訳なく感じていました。
ひたすら何日も言えないまま、ずるずると1年近くも勤務してましたよ。
今思えば人出不足は人事と経営陣の責任なので、まったく気にする必要なかったんですがね。
ブラックな環境に洗脳されると、まるで辞めて行く自分が悪いみたいに勘違いしてしまうので要注意です。
会社より自分を大事にしましょうね。
引き留めが強烈
上司に退職を伝えてからしつこいくらいに引き留められました。
昇進や昇給をちらつかせてきたり、頻繁にラインしてきたり、家に訪ねてきたりとホントにしつこかったです。
まともな会社は引き留めたりしないので覚えておきましょう。
本当にいい上司は会社のことよりあなたの人生が幸せになることを考えてくれます。
仕事自体はやりがいがある
人を楽しませたり幸せにするのが好きなので、実は本当にやりがいのある仕事でした。
まともな勤務時間、まともな休み、まともな給料、まともな人員配置で経営してくれたら辞める理由はなかったです。
ホテルは粗利益の薄い業種なので、現実的にホワイトな環境は不可能でしょうけどね・・
転職がめんどくさい
ブラックな環境に疲弊してると、転職活動する体力や気力も奪われてしまいます。
そもそもホテルは公休が少ないため、転職活動が難しい環境です。
その結果だらだらと退職までの期間が延びました。
今は転職サイトなどを上手く使ってさくっとホワイト企業を探せるので覚えておきましょう。
ホテルを辞めたいと思ったら最後は自分自身に聞いてみよう
私はホテルを辞めて1ミリも後悔してません。
けっこうシンプルに今現在の自分は幸せかどうか考えて、幸せじゃなかったから辞めただけなのです。
ちなみに他の辞めて行った元従業員達に聞いても、100%の確率で後悔してません。
もしもあなたがホテルを辞めようかどうか悩んでたら、家族や上司に相談しないで自分自身の心に聞いてみましょう。
なぜならばホテル勤務の辛さはあなた自身にしかわからないからです。
待遇どうのこうのよりシンプルに、今現在幸せなのか、そして将来幸せになれそうなのかどうか冷静に考えましょう。
人生の主役はあなたです。
脇役たちに邪魔されないようにくれぐれもご注意を!